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音楽コラム集|ピュアソング

コラム【ピュアソング:21歳】puke by Age Factory

2017.02.09

ピュアな曲とはなんなのか?

節分に初詣に行き、おみくじを引いたところ吉でした。おみくじによると私は「よく気の付く、細やかで繊細な心の持ち主です。そのため傷つきやすいのですが、周囲の支えにより、立ち直れるでしょう」と書いてありました!!わお!これってピュアじゃない!?私こそ真なるピュアボーイ(25)!!これを記事のネタにしよう!!なんて考えながら参道ですれ違うお姉さんたちに目を奪われていました。 さて、6回目になるこの企画だが今回は驚きの急展開を迎えた。今までこの記事に書かれたピュアボーイ&ガールは他薦で紹介された人たちだったが、自分からピュアです!と宣言してくる強者がいたのである。しかもガールだ。そういうこともあるのか、世の中って色々あるよな......なんて遠い目になりつつ、今日もピュアソングとは何か探求していこう。 今回ピュアガール(21)が選んでくれたピュアソングはAge Factoryの「puke」だ。 またまた熱いコメントか寄せられていたのでご紹介。 今までコラムで書かれていたピュアとは全く別物のピュアソングです。 ピュアを辞書で引くと意味は純潔、汚れのない、純粋、混じり気のないという意味が出てきます。わたしが紹介するこの曲は純粋な、混じり気のない暴動です。 そもそもpukeとは(食べ物を)吐くやヘドという意味です。「純潔」「汚れのない」からは月ほど離れていますが歌詞に注目してください。 「最果てから 愛を込めて 最果てから お前へ送るよ」どストレートです。しかも届けるのではく最果てから送りつけます。無責任にも感じますが、これがVo. 清水エイスケさんの混じり気のない愛だと感じました。 ベッタベタに甘〜い砂糖菓子のような恋愛ソングだけをピュアソングだというのであればそれはナンセンスだと思います。 若者の純粋な反抗心、混じり気のない本気の言葉、これらもまたピュアなのではないでしょうか。 あと単純にAge Factoryが大好きです。こんなにかっこよくてエグいほどピュアな90年代生まれのバンドそうそういないと思います。同じ世代として彼らのことを純粋に応援してます。 21歳チェリーガールです! 前回に引き続き私のレビューは要らないんじゃないかと思うほど考察された意見が送られてきた。今後はお便りでも集めて私自身はレビューの総括だけするスタンスでよくないですか?よくないですか? よいと思いますがレビューします。お便り密かに待ってます。 まずドラムとボーカルが絡み合うゆったりとした空気感、そこにベース、ギターとパートが増えていき唸るような王道ハードロック的リフ。もうサビのリフが大好物過ぎて真のピュアソングを探すという目的も忘れてこの曲に引き込まれた。ミドルテンポだがフックのあるリズムで自然と身体が揺れ始める。私この曲好きです!!100点!! 歌詞に関しては先述されているように、最果てから送りつける愛という今までの楽曲には見られなかった愛の形を感じる。確かにピュアが混じり気のないものという意味に立ち返れば、この最果てから吐き出される想いはピュアであるのだろう。ピュア度120点!! 今まで「厭らしさを感じない」「恋の歌」「正」「ピュアなメッセージを引き立てる楽曲」この要素でピュアソングを判断してきたのだが、ここに来て前提が覆された気がする。厭らしさを感じないというのは間違っていたようだ。それがなんであろうと純粋でストレートな主張ならピュアソング足り得るのかもしれない。つまり私が背が高くて巨乳のお姉さんと仲良くなりたいという歌を作ってもそれはピュアソングに分類されるはずだ。そういう訳ですので背が高くて巨乳のお姉さんのお便りを待っています! Age Factory 公式HP: http://www.agefactory.biz