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音楽コラム集|音楽知識系コラム

【コラム】音楽の仕組み #12「ディミニッシュについて」/加度 克紘

2011.05.23

12_12p_kado.gif  音程を短3度ずつ重ねていったコードをディミニッシュ・コードと呼びます。  英語で「diminish」は減少するという意味ですが、音楽用語では短音程よりもさらに音程差の狭い「減音程」のことをディミニッシュと呼びます。短3度ずつ重ねた和音ではルートから減7度という音程を含みます。ディミニッシュ・コードを使う際は、その減7度の音程をコードで使うという意味を考えることができます。  ディミニッシュ・コードは特殊なコードで、前述のとおりすべての音程が短3度となります。そのため、ルートが変わっても同じコードの構成音となるので、ディミニッシュ・コードは全部で3種類に振り分けることができます。  パッシング・ディミニッシュと呼ばれる半音ずつルートの上がるコード進行でよく使われています。 kado125.jpg 加度克紘 高校入学と同時にSAXを始める。甲陽音楽学院に入学し、荒崎英一郎氏に師事。その後バークリー音楽大学に入学し、Fred Lipsivs、Dino Govoni、Bill Pierce各氏に師事。卒業後帰国上京し、活動する。 www.katsuhirokado.com ノアミュージックスクール・サックス科講師。生徒募集中! 12_12p_kado_book.jpg 『サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編』(CDつき) 著者:加度克紘・渡辺具義 定価:1,995 円(本体1,900円+税)/発行所:リットーミュージック