音楽コラム集

【必見!LIVE映像】Journey / Don't Stop Believin' 

 

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、アメリカ・ニューヨークの病院では新型コロナウイルス感染患者が退院する際にJourneyの「Don’t Stop Believin’」をお祝いとして流しているというニュースが流れた。

 

http://amass.jp/133498/

 

Don’t Stop Believin’は1981年にアメリカのロックバンド・Journeyがリリースし全米1位を獲得したアルバム「ESCAPE」のリードトラックで、人気ドラマ「GLEE」でも使用されたこともあり広い世代に親しまれる大ヒット曲だ。

 

Journeyのオフィシャルから出ている「Don’t Stop Believin’」のライブ動画は2つあり、1つは1981年にアルバム「ESCAPE」を提げて北米と日本を廻ったツアーの、ヒューストン公演のものである。

 

 

スティーブ・ペリー(Vo)の伸びやかで透き通るようなハイトーンはスタジオ音源をも超える力強さがあり、そこに絡むニール・ショーン(Gt)とジョナサン・ケイン(Key)の音色はまさに「アメリカン・ロック」の一時代を築いた、気持ちの良い王道サウンド。

 

リズム隊のロス・ヴァロリー(Ba)とスティーブ・スミス(Dr)は派手さはないものの堅実なビート感と芯のしっかりした音でバンドを引っ張る。

 

セールス面・演奏面において、この時期がバンドの全盛期と広く認知されているが、その時期のバンドの空気が詰め込まれた動画ではないだろうか。

 

そしてオフィシャルから出ているもう1つの動画、それはアーネル・ピネダ(Vo)、ディーン・カストロノヴォ(Dr)を新たに迎え、2009年にフィリピン・マニラで行われたライブ映像である。

 

 

ボーカルのアーネル・ピネダはフィリピン出身で、このマニラ公演はまさに凱旋公演と言える。

 

約2年に渡るホームレス生活や、一家離散といった困難の中でも、歌うことを諦めずにJourney加入という形で夢をつかんだサクセスストーリーは、後に映画化された。

 

 

国民的英雄となった彼がマニラで高らかに「Don’t Stop Believin’」を歌い上げる姿は、フィリピンのオーディエンスにも大きな感動を与えた。

 

数年前まで無名のシンガーだった彼が、世界的ロックバンドのフロントマンとして堂々たるパフォーマンスを繰り広げているのだ。

 

Don’t stop believin’

Hold on to that feelin’

Streetlight people

 

世界が直面する未曾有の事態が収束して、この動画のように何万人もの観衆が一緒に歌うことができる日が再び来ることを信じてやまない。

 

文 : 成田 悠人

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