NOAH NEWS

【銀座店】Fender最新ストラトの全貌に迫る。

Fenderのモダン路線ギター

 

2019年11月6日、Fenderから新シリーズ発売のアナウンス。

 

同時にYouTubeのFenderオフィシャルには、春畑道哉・布袋寅泰による、ギター好きの心をくすぐるデモンストレーション動画がアップされる。

 

そしてその日のうちに、全国の楽器店には見慣れないギターたちが所狭しと並んだ。

 

「Fender American Ultra」と名付けられた新シリーズ。

American DeluxeやAmerican Eliteの後継機種として発売された。

 

DeluxeやEliteに共通するのは「モダンハイスペック」。

細部まで妥協せず徹底的に追求された演奏性、現代ミュージシャンが求める幅広い音作りに対応する機能性。

 

ロックペグや2点支持トレモロといった、まさに現代式のストラトには欠かせないハードウェアの搭載も見逃せないポイントである。

 

第5世代ノイズレスPU

 

ギターの心臓部とも言われるピックアップ。ULTRAには新設計の「Ultra Noiselessが搭載。

 

本来ノイズに弱いと言われるシングルコイルだが、このノイズレスピックアップはシングルコイル本来の透明感・繊細さを保ちつつ、かなり強めに歪ませてもノイズが乗りにくい。これによりステージ上におけるストレスがかなり軽減され、レコーディングにおいても大きなアドバンテージとなる。

 

Eliteシリーズ搭載の第4世代に比べると、音色はかなりビンテージ寄りの味付けにシフトしている。

 

第4世代のノイズレスピックアップは良くも悪くもモダンな質感で、クリーンでも歪んだ音でも太くパワー感のある、ハムバッカーに近い印象があった。

 

ULTRAシリーズ搭載の第5世代では高出力という特徴は残しつつも、ビンテージストラトのような枯れた質感、ピッキングニュアンスに追随してくれる感覚が再現されている。

 

フロント・ミックス・リアのどのポジションで弾いても、所謂「美味しい音」が得られやすくなっている。誰もがストラトに求めているサウンド、イメージしている音がそのまま出力される。

 

フロントでは輪郭をはっきりと持ちつつ温かみのあるトーンで、甘く粘りのあるリードトーン。ミックスでは歌モノのバッキングに最適な豊かなダイナミクスレンジを伴ったクリーントーン。リアではハードでありながらも耳に刺さる嫌な高域は抑えられた、バランスの良いトーン。

 

1度アンプにプラグインして弾いていると、時間を気にせずずっと弾いていたくなるような、理想のサウンドと言える。

 

ビンテージのストラトやハイエンドなストラトに親しんだ人であっても、間違いなくセッションやステージに持ち出したくなるだろう。

 

 

S-1スイッチはシンプルに

 

DeluxeやEliteからの大きな特徴の一つが、ボリュームノブに付いている「S-1 スイッチ」。

 

これを押すことで複数のピックアップの直列・並列接続が可能となり、擬似ハムバッカーのようなサウンドも作れ、幅広いサウンドメイキング可能であった。

 

ただ、それ故に「どのポジションでどのような接続が得られ、どんなサウンドになるのか」を把握することが少し難しく、その複雑さからとっつきにくい印象もあった。

 

今回ULTRAに搭載されたS-1スイッチは「フロントピックアップを常に出力することができる」といういたってシンプルな仕様となった。

 

これにより従来のS-1スイッチよりもさらに直感的な操作が可能となり、一発で狙い通りのサウンドを出しやすくなっている。

 

 

演奏性も向上

 

長時間のレコーディング、リハーサルやライブにおいて、演奏性の高さによるストレスの排除は大きな武器となり、演奏自体のクオリティアップにも寄与するのは言うまでもない。

 

Ultraシリーズは、すでに高いレベルの演奏性を確保していたEliteやDeluxeと比較しても、もう一歩踏み込んだ改良が施されている。

 

まず前身モデルのEliteとの比較で最重要な部分が「コンター加工」である。

といってもボディ部のコンター加工は以前からあったが、Ultraからはネック・ジョイント部分と高域側カッタウェイのコンター加工も加えられている。

 

 

これによってハイフレットでのフォームの柔軟性が格段に向上し、大胆なフィンガリングやチョーキング、ビブラートなどもストレスなく行える。

 

本来この加工はギターそのものの鳴り・音質に与える影響が大きくFenderが積極的に取り入れてこなかったが、高精度な現代の生産技術によって極力音質に影響を与えることなく加工を施すことに成功した。

 

ネックグリップは「モダンDシェイプ」。聞きなれないネーミングだが、それもそのはず。このモデルのために新たの設計されたネックシェイプだ。

 

高音弦の1音半チョーキングなど、ネック裏の親指をやや前面に持っていくようなフォームの際に最も恩恵を受けるDシェイプ。このシェイプがややスリムになった形なので、手の小さめな人でもスムーズな運指で演奏しやすい形状となっている。

 

また、指板はローポジションからハイポジションにかけて丸みが変化していく「コンパウンド・ラディアス」を採用。コード弾きの多いローポジションと、単音弾きの多いハイポジションでそれぞれに最適な指板の形状となっている。この仕様も、Fenderの限られた高級ラインのギターにしか搭載されないものだ。

 

ここからはEliteシリーズから継承しているスペックになるが、アーミングプレイでの操作性を格段に向上させる「2点支持トレモロ」、テンション感やチューニングの安定に貢献する「ロックペグ」、ピッチの安定性が高く、最近のギターでは定番化しつつある「ミディアムジャンボフレット」も、高い演奏性を支える要素となっている。

 

 

Spec

 

Body Material:Ash
Body Finish: Gloss Polyurethane
Neck: Maple, Modern “D”
Neck Finish: Satin Urethane with Gloss Urethane Headstock Face
Fingerboard: Rosewood, 10” to 14” Compound Radius (254 mm to 355.6 mm)
Frets: 22, Medium Jumbo
Nut (Material/Width): Bone, 1.685” (42.8 mm)
Tuning Machines: Deluxe Cast/Sealed Locking
Scale Length: 25.5” (648 mm)

 

サウンドスタジオノア銀座店

TEL: 03-3524-2155
URL: http://ginza.studionoah.jp
Instagram: https://www.instagram.com/noah_ginza/
Facebook: https://www.facebook.com/ginza.studionoah/
Twitter: https://twitter.com/ginza_noah
NOAHBOOK: 都会のど真ん中にあるサウンドスタジオノア銀座店ってどんなところ?http://book.studionoah.jp/2019/01/allabout_ginza/

 

キーワード検索から記事を検索

タグで記事検索