音楽の仕組み

【コラム】音楽の仕組み #28「9thについて」

コードに「9」という数字が記載されている場合は9thの音を入れるということになります。9thとはルート音から考えて9番目の音ですが、実質ルートの2度上の音と思っても大丈夫です。

さて、その9thを使用したコードも多数あり、中には混乱しやすいものもあるので、コードの表記方法と構成音、呼び方も合わせて整理してみましょう。


Cadd9(アドナイン)

【構成音:1, 3, 5, 9】

addは英語で「加える」という意味です。
Cadd9の場合は「Cというコードに9thの音を加える」と解釈します。C(ド・ミ・ソ)に9thのレを足した「ド・ミ・ソ・レ」がCadd9です。7thの音が無いのが特徴です。


Cmaj9(メジャーナイン)

【構成音:1, 3, 5, 7, 9】

add9が3和音+9thですが、maj9はmaj7+9thのコードになります。
Cmaj9の場合はCmaj7(ド・ミ・ソ・シ)+9thなので「ド・ミ・ソ・シ・レ」がコードの構成音になります。

Cmaj7(9)という表記の場合もあります。


C9(ナイン)

【構成音:1, 3, 5, ♭7, 9】

「9」と数字のみの表記の場合はドミナントセブンに9thを足したコードです。
C9の場合はC7(ド・ミ・ソ・シ♭)+9thなので「ド・ミ・ソ・シ♭・レ」がコードトーンになります。同様にC9susの場合はC7sus(ド・ファ・ソ・シ)に9thの音が足されたコードになります。

C9は9と単純に数字を書くだけなのでadd9やmaj9と紛らわしくなるコードなので注意が必要です。

C7(9)という表記の場合もあります。


Cm9(マイナーナイン)

【構成音:1,♭3, 5,♭7, 9】

「m9」はマイナーセブンに9thを足したコードです。
Cm9の場合はCm7(ド・ミ・ソ・シ♭)に9thの音を足した「ド・ミ♭・ソ・シ♭・レ」がコードトーンになります。3和音のCmに9thを足したい場合はadd9を使い、Cm(add9)などとカッコをつけて記載します。

Cm7(9)やC-9という表記もあります。


C7(♭9)(セブンフラットナイン)

【構成音:1, 3, 5,♭7,♭9】

9thに♭や#が付く場合は必ずカッコに入れて表記します。コードの構成音はC7に♭9thの音を足した「ド・ミ・ソ・シ♭・レ♭」になります。

♭9や#9という9thに#や♭が付く場合はドミナントセブンのみに使用される音です。maj7などには基本的には付きません。


C7(#9)(セブンシャープナイン)

【構成音:1, 3, 5,♭7, #9】

9thに#が付くので、カッコに入れて表記します。コードの構成音はC7に#9thの音を足した「ド・ミ・ソ・シ♭・レ#」になります。


加度 克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏活動、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師として活動中。
 http://www.katsuhirokado.com

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