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【機材情報】業界スタンダード! NEUMANN U87って、どんなマイク?

 

1928年設立、ドイツの老舗マイクロフォンメーカーNEUMANNの世界的に有名なコンデンサーマイク、U87。
レコーディングに関わったことがある人なら、一度はその名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
商業スタジオでしたら、ほぼ確実にその姿を見ることができるでしょう。
今回は、そんな業界スタンダートのマイクNEUMANN U87を掘り下げていきます。

 

どんな性能?

・3種類の指向性切替スイッチが付いています。(無指向性、双指向性、単一指向性)
一般的な単一指向性、マイクの表裏両方の音を収音する双指向性、方向関係なく収音する無指向性の3つの指向性に、スイッチで切り替えが可能です。
これにより、様々な現場での収録に対応します。

 

・最大SPL:127dB SPL
最大SPLとは、どれだけ大きな音を入力しても歪むことなく収音できるかという数値。

つまり127dBまでなら問題なく収音できますよということです。
127dBと聞いて、ピンとこないかもしれませんが、ジェット機のエンジン音を近くで聞いているくらいの音量です。

相当大きな音まで対応しています。

 

・SN比:80dB
数値にすると、入力信号が10000に対して1のノイズが入る程度、といった性能です。

10000の力で叫んでも、その1/10000の大きさのノイズしか入りません。

 

・周波数特性
中域はフラットですが、高域が持ち上がっており、硬めのハッキリした音になります。
抜けが良く、音が前に出てくる傾向があります。
曲中で使う場合は、目立たせたいトラックにピッタリです。

 

歴史は?

Neumannはスタジオやステージ向け高品質マイクロフォンメーカーとしてオーディオ産業に広く知られています。また80年以上の間、オーディオ業界のパイオニアでもあります。

1928年ベルリンで創設されて以来、Neumannはマイクロフォン以外にもレコードカッティングマシンや充電式バッテリーも開発していたりと、多岐にわたる発明の天才でありオーディオ業界のパイオニアです。
1949年には現代レコーディングの礎とも言うべきコンデンサーマイク『ノイマンU47 』という世界初の指向性スイッチ搭載型コンデンサーマイクを世に送り出したり、1960年には当時では初となる3つの指向性を持ち、ハイパスフィルターや-10dB パッドを搭載した伝説的なチューブマイク『U 67』なども世に送り出しました。ですが、時代の流れと共に、真空管の発熱や使用電力等のデメリットをカバーし、さらに小型化が可能なトランジスタが普及しました。

U67もその煽りを受け、トランジスタ化されました。
そのマイクが、48Vファンタム電源で駆動するU87です。

これにより、真空管で必要だった外部の電源も必要なくなりました。
U87の中でも2度モデルチェンジが行われており、初期のU87からコネクタがキャノンに変更されたU87i、そして現行モデルのU87Aiがあります。
中のパーツがかなり変わっており、同じ名前のマイクでも収録される音が違います。
昔のモデルの音が欲しいという人が多く、中古でもかなりの値段が付けられたりしています。
現行モデルの特徴としては、現代らしく他モデルと比べハイファイな音になる印象です。

 

どんな場面で使うの?

定番といわれるだけあり、かなりオールマイティに使うことができます。
ボーカルはもちろんのこと、ドラムのトップやアンビエンス、弦楽器などなど…
ナレーションの収録でも活躍します。

世の中のナレーションやアフレコで一番使われているマイクといっても過言ではありません。
好きなアーティストのMVを見ていたら映ってる…なんてことも。

 

実際の音は?

NOAH BOOK WEBで、過去にDPAのマイクとの比較音源をご用意しています。
こちらをご覧ください。
http://book.studionoah.jp/2017/02/what_neumann/

 

 

ここまで読んだ方は、U87を使ってみたくなったのではないでしょうか?
でも、1本あたり30万円を超えるマイクなので、簡単には使えない…

と思いきや、ご安心ください。
サウンドスタジオノアでは、U87Aiのレンタルがございます。
全店で貸し出しが可能(¥600/1h)ですので、お気軽にお問い合わせください。(事前のご予約が必要となります)
詳細はコチラ:http://book.studionoah.jp/2017/01/u87ai_alles/

 

また、U87を使ってボーカルやナレーションの収録をしてみたいけど、録音の仕方がわからないという方。
サウンドアーツのエンジニアが収録のお手伝いをさせていただきます。
お気軽にご相談ください。
サウンドアーツ自由ヶ丘:http://www.soundarts.jp/
サウンドアーツ駒沢:http://www.soundarts.jp/komazawa/
エンジニア派遣サービス:https://www.studionoah.jp/news/studio/2011/03/post_94.html