ざっくりアメリカ

【コラム】ざっくりアメリカ 最終回「ざっくりアメリカ。」

アメリカという国は、人種がガンガンに混ざっています。

移民の国です。

だから、誰を家族に受け入れても良いです。

でも、1人を受け入れたら、そこには経済的責任と社会的責任があります。

僕たち日本人だって、アメリカの中において、「日本人コミュニティー」を作って助け合います。

たいていの場合、日本人ができるバイトは、日本人が社長の会社だけです。

多くの場合、それはレストランとか、そんな感じです。

同じように、アメリカの中において、中国大陸は中国大陸コミュニティーをつくり、アフリカはアフリカ、ヨーロッパはヨーロッパ、アジアはアジア。

ユダヤはユダヤ、キリストはキリスト、ブッダはブッダ。

いろいろあります。

 

僕たち音楽関係は、パンク信者、ロック信者、ファンク信者、各人種音楽の信者、前衛信者、古文化信者、各人種音楽の信者、信じる音楽はいろいろある中、誰が家族か? 何を守りたいか? その「守りたい何か」のためにお金を使い、その信じる音楽のために何ができるか? という問いの中に、答えや選択肢が多く、お金へのチャンスが多いのが現在の「アメリカ」です。

 

縄文時代から歴史のある日本国の東京都練馬区生まれの僕、日本人の立場から客観的に考えると、ざっくりと言ってもアメリカは歴史が薄いです。

歴史が薄いので、ざっくりと言って、何かいろんなものが混ざっています。

ぐちゃぐちゃです。

でも、ぐちゃぐちゃだから、そこにチャンスがあると思います。

 

まずは、1回のライブ。

そこで、お友達を作って2回目のライブ。

ダメなら、練習。

コツコツやることで、「一歩一歩」進むことが、何事にも大切なのだと思います。

僕も、18歳のときにアメリカに音楽留学して、現在42歳。

いろいろ経験して思うのは、「一歩一歩」を、自分を信じてガンガン進んだ人たちが、最終的に成功しています。

成功した人の裏には、その一歩一歩を信じてくれた、その家族や協力者がいます。

そして、その人たちへの感謝の気持ちがあります。

死ぬまで家族や協力者に感謝し続け、死ぬまでガンガン自分の信じる道を歩み続けたら、何かあると思います。

 

そんな感じが、アメリカの音楽業界を20年くらいアレした、ざっくりとしたアメリカ音楽界の感想です。

 

(おわり)

 

プロフィール

斉藤健太郎

ギタリスト。1974年生まれ。ベストヒットUSA等、80年代音楽テレビ番組の影響をモロに受け、アメリカ音楽に没頭。そんなこんなで、18歳のとき、米国西海岸の某音楽専門学校に入学するため、渡米。1年プログラムの米国音楽専門学校において、日本の常識と米国の常識の違いに戸惑って、自分の無能さに落ち込んだ挙句、一生懸命練習した結果、優秀生徒の一人として表彰される。その表彰状で、ニューヨークにある某音楽大学のジャズ科に、半ばハッタリを使って奨学金をもらい入学。在学中に、当時の有名ニューヨークジャズメンたちの切実な生活状況等々を目の当たりにし、「ジャズは、頑張っても売れない!」という理由で、ジャズ科の生徒2人を口説き、3人でパンクバンド(名前は秘密)を結成。唯一の日本人(英語に訛りがいっぱい)であるにも関わらず、ボーカルも担当。結成1ヶ月後あたりに、某インディーレーベルから、ほかのインストゥルメントプロジェクト(ジャズ)を買われた挙句、レーベルをちょっと騙してデビューアルバムを製作。ギターは、1日平均10時間くらい練習していたものの、歌なんて、ほとんど歌ったこともないのに、作ったデビューアルバムがアメリカCMJにて新作部門4位、全体チャート80位以内を記録。その後、調子に乗って、いろんなバンドで、米国、欧州、台湾、オーストラリア等をツアー。

現在は、OTONANA Trioを率い、2012年以降、5枚のフルアルバム発売。年間平均70回の興行をアメリカにて遂行中。

2017年は、グラミー賞受賞プロデューサーであるBob Cutarella氏を迎え、新譜の録音中。

公式サイト www.otonanatrio.com