新製品情報

【新製品情報】80年代を代表するローランド初の フルデジタル・シンセサイザー「D-50」を再現した 卓上型のシンセサイザーを発売!

リニア・シンセサイザー『D-05』

ローランドは、1980年代に活躍したシンセサイザーの個性的なサウンドを好むシンセサイザー愛好家に向け、2015年にコンパクト・サイズで本格的なサウンドを搭載した「Roland Boutiqueシリーズ」を発売しました。当社を代表する「JUPITER-8」「JUNO-106」、ダンス・ミュージックや音楽制作などで今もなお人気の「TR-808」「TB-303」などを再現し、現在12モデルで展開しています。今回シリーズに加わる『D-05』は、1987年にローランド初のフルデジタル・シンセサイザーとして発売された「D-50」のサウンドと操作感を忠実に再現したモデルです。

デジタル・シンセサイザーの黎明期だった1980年代。当社は1987年に、PCMを採用したリアルな音源と、アナログ的な音づくりが可能なシンセサイザー音源を組み合わせたハイブリッド構成の新しい音源(LA音源方式)を採用し、さらに本体にコーラスやリバーブなどのデジタル・エフェクトを内蔵した画期的なフルデジタル・リニア・シンセサイザー「D-50」を発売しました。アナログ・シンセサイザーでは実現できなかった、「D-50」の高度な音づくりときらびやかなサウンドは世界中のミュージシャンやプロデューサーを魅了し、当時のポップ・ミュージックや映画音楽などで「D-50」のプリセット・サウンドがそのまま使用されるなど、人気を博しました。

『D-05』は、その「D-50」のサウンドとデザインをA4ファイル半分の小型サイズで完全再現しています。独自技術「DCB(Digital Circuit Behavior)テクノロジー」により、初期のデジタル・シンセサイザー独特の振る舞いを忠実に再現。さらに、USBオーディオ/MIDI対応など現代の音楽制作に欠かせないさまざまな機能も新たに搭載しており、実用性が高まっています。また他の「Roland Boutiqueシリーズ」と同様、電池駆動に対応し小型スピーカーも内蔵。別売の専用キーボード「K-25m」を使うと、コンパクトで本格的なシンセサイザー・キーボードとして、スタジオでもステージでも場所を選ばずご使用いただけます。

専用のキーボード・ユニット「K-25m」(別売)を装着した『D-05』

◎特長◎

●小型ながら本格的なビンテージ・シンセサイザー・サウンドと音づくりを楽しめる「Roland Boutique」シリーズの新モデル

●最新技術により、1987年発売のRoland初のフルデジタル・シンセサイザー「D-50」のサウンドと操作感を忠実に再現

●『D-05』単体で演奏可能な最大64ステップのポリフォニック・シーケンサーやアルペジエーターなどの新機能も搭載

品名/品番         : リニア・シンセサイザー『D-05』

価格            : オープン価格

発売日           : 2017年9月29日

初年度販売台数(国内・海外計): 7,000台

■Roland Boutiqueシリーズ

1980年代に当社が発売した代表的なアナログ・シンセサイザー「JUPITER-8」「JUNO-106」「JX-3P」をイメージしたサウンド・モジュール「JP-08」、「JU-06」、「JX-03」、リズム・コンポーザー「TR-09」、ベース・ライン「TB-03」、ボコーダー「VP-03」をラインアップ。2017年7月には、同シリーズの新たなライン「Roland Boutique Designerシリーズ」として小型のアナログ・シンセサイザー「SE-02」を発売、さらにリズム・マシンの名機「TR-808」を再現したリズム・コンポーザー「TR-08」、シンセサイザー「SH-01A」を今秋発売する予定です。今回、シリーズ初のデジタル・シンセサイザーを再現した『D-05』が加わり、バリエーションが広がった合計13モデルで展開します。

新モデル『D-05』が加わった「Roland Boutiqueシリーズ」

 

■リニア・シンセサイザー『D-05』の主な特長

 

『D-05』は、当社の独自技術DCB(Digital Circuit Behavior)(※)により、「D-50」のサウンドを細部に至るまで忠実に再現しています。同時発音数は、拡張音源としても十分対応可能な「D-50」と同じ16音。パネル・レイアウトも、ジョイ・スティックをはじめ、「D-50」と同じ操作性を再現しています。今回『D-05』で新たに、最大64ステップのポリフォニック・シーケンサーを搭載。テンポやパッチ(音色情報と演奏機能情報をひとまとめにしたもの)を記録でき、ゲート・タイム(鍵盤を押したときから離したときまでの時間)やシャッフル(長めの音符と短めの音符を繰り返すリズム)の編集も可能です。また、自動で分散和音を演奏する「アルペジエーター」も新たに搭載しており、パフォーマンス性が広がります。さらに、現代の音楽制作に欠かせないUSBオーディオ/MIDIも搭載され、PCから制御しながら曲づくりを行えるなど実用性も高まっています。

参考:「D-50」(販売期間:1987年~1991年)

1987年に発売された、ローランド初のフルデジタル・シンセサイザー。サンプリングによるアタック成分と、シンセシスによるサステイン成分の組み合わせによる「LA音源」を搭載し、さらにコーラスやリバーブ、イコライザーなど内蔵デジタル・エフェクトによる音づくりが可能になった。アナログ・シンセサイザーで作ることができなかったきらびやかなサウンドや高度な音づくりが当時のミュージシャンや音楽プロデューサーに人気を博し、ポップ・ミュージックや映画音楽などで多用された。デジタル・シンセサイザーの代表機として、長年愛されたモデル。

ローランド初のフルデジタル・シンセサイザー「D-50」

 

※DCB(Digital Circuit Behavior)について

DCB(Digital Circuit Behavior)は、1980年代当時の計算精度、計算方式(アルゴリズム)、カスタム・チップの振る舞いをモデリングすることで、波形生成部分からパラメーターの挙動、エフェクトに至るまで音源の全てを忠実に再現し、現在のシンセサイザーとは全く異なる個性をもった当時の製品を蘇らせています。

1980年代のデジタル・シンセサイザーは、現在のものと比べると多くの制約がある中で、各社独自に工夫した技術で作り上げられていました。当時は、デジタル技術に必要なリソースが十分ではなく、低い処理精度、少ないメモリー、高いパーツ・コストという制約の中で、いかに高品位な音をリーズナブルなコストで生成し、一定のポリフォニック数を確保するか、という課題に多くのエンジニアがチャレンジしていた時代でした。

また、これらの技術障壁をクリアするために各社カスタム・チップの開発も行われ、その結果、SA(Structured Adaptive)、DI(Differential Interpolation)、LA(Linear Arithmetic)、FM(Frequency Modulation)、PM(Phase Modulation)、Wavetableなどの技術が考案され、さまざまな個性的な製品が生まれました。ハードウェア、ソフトウェアともに多くの技術的な創意工夫が行われた結果、独特な音やゆらぎが生まれ、全体的に音は粗いものの、現在の製品とは大きく異なるキャラクターを有している多くの製品が登場しました。

これら当時の製品が持つユニークなキャラクターと音楽性を余すところなく再現したのがDCB技術です。

製品ホームページ

https://www.roland.com/jp/products/d-05/


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