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【今月のイチオシ機材・8月】どこでも見かける優等生、Ampeg SVT-3PROの魅力や使い方を徹底解説!【アンペグ】

 

スタジオやライブハウスでよく見かけるベースアンプ Ampeg SVT-3PRO!

同じくAmpegから出ているB-2REに似た外見ではあるが、一番の違いはプリアンプ部分にチューブが入っていること!これにより、トランジスタに比べて暖かみのあるサウンドメイクができる。ほかにもパライコ、グライコ、 BRIGHT、HI、LOWと盛りだくさんのスイッチで幅広い音作りが可能となっている。しかし、そのツマミの多さゆえにかえって扱いづらいイメージを持っている人もいるのではないだろうか。今回は、そんなどこでも見かける優等生、Ampeg SVT-3PROくんの解説をしよう。

■コントロール紹介

●BRT これはブライトスイッチ。スイッチを押すことにより2kHz 帯が+6dBされる。アタック感が強調される帯域で、フレットノイズなども乗りやすくなる。

●-15dB これはいわゆるPAD スイッチで、名前の通り15dB 入力信号を落とすスイッチだ。アクティブベースやアウトボードプリアンプなどを挟む場合には押しておけば間違いない。

●GAIN 入力信号をコントロールするスイッチ。ギターからベース に転向した人だと、これで歪みを調整できると勘違いしてしまいがち。ちなみに筆者はした。

●Hi ULTRA HIスイッチ。これを押すと5kHz が 6dBブースト! すごい! ブライトどころじゃない!

●Lo ULTRA LOW スイッチ。こちらは 40Hzを2dBブースト、 500Hzを10dBカット。ミッドの少しこもりがちな部分をカットしな がら、ボトムを底上げしてくれるスイッチ。  スイッチの役割がわかっていると、自分の目指す音に向けて近道できるはず。パライコ部分やグライコ部分は見ての通りだと思うので省略! しかし一つ触れておきたいところがある。MIDRANGEの隣にあるFREQUENCYだ。1 ~ 5の切り替えスイッチで周波数を調整できる。それぞれが、 1.220Hz / 2 .450Hz / 3.800Hz / 4.1.6KHz / 5.3KHz に対応している。  MIDはベースの音作りの中でも一番難しく、ほかの楽器とのカブ リや、ベースラインの輪郭を司る部分なので、なんとなくMIDをいじっ て、音が気に入らないときはFREQを変更してみるといいかもしれな い。それだけで、かなりキャラクターが変わる。

●TUBE GAIN これこそギターアンプでいう歪みだろ! と思ってしまうが、残念! 違います! これはプリアンプ部分に当たるチューブ のゲインを調整して、レスポンスをコントロールするツマミだ。0の状態だとコンプがかかったようなサウンドで、10に向かうにつれてダイナミクスのある音色になる。正直このツマミが一番難しいッス!!

●MUTE 名前の通りミュートスイッチ。押すことで入力信号を0にする。ベースを交換するときなどに便利。

と、正面のスイッチを紹介してみたがどうだろうか? 最後に音作りで必ずぶつかるであろう音抜けについて。音抜けが悪いと言われる 人は、音量を上げるのではなく、ほかの楽器の帯域とカブった余分な部分をカットしてみよう。アンサンブルは譲り合いだ。バスドラやギターの低域とカブっているのかもしれないので、80Hz付近や200 ~ 500Hz辺りをカットしてみるとスッキリ。バスドラとベースは音域がカブりやすいの要注意! ベース側ではなくギターのLOWをカットし てもらうのもいいかもしれない。それでもなんだか抜けてこないな~と思ったらMID(500Hz付近)をブーストしてみる。こうやって、ほかの パートと音の住み分けをするのが一番大事だ。

 

SVT-3PROはEQを細かくいじれるので自分好みの音も作りや すいし、ブースト/カットもピンポイントでしやすい。SVT-3PROを使うとき、どのツマミをときいじったらいいのかわからなくなった人は、ぜひ今回の内容を試してほしい! もっと細かく知りたくなったらグーグル 先生に聞きましょう。