音楽コラム集

【コラム】リハスタでできるレコーディング講座#10「マイクの種類」

今回は、レコーディングするにあたって一番重要なマイクについて深く掘り下げていこうと思います。
マイクとは、すごく大雑把に言うと音(空気振動)を電気信号に変換するものです。単純そうですが、数えきれないほどのメーカーや種類があります。それぞれ、種類の違い、指向性の違い、特性や音色の違いなどがあります。

マイクの種類は、大きく分けると下記3種類に分類されます。

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◎ダイナミックマイク
音(空気振動)がマイクに入り、中の振動板(ダイヤフラム)が振動します。そうすると、それに付いている機器(ボビン)も連動し運動します。それが磁界の中にありまして、起電力が生じ電気出力となります。電源などが必要なく、耐久性に優れているのが特徴です。業界標準のSHURE SM58や57など、一般的に「マイク」と言うと、多くの場合はこのダイナミックマイクを指します。

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◎コンデンサマイク
平行に2枚の振動板が並び、振動膜にあらかじめ静電容量を貯めておいて、音振動を受けてこの振動膜が動くと電圧が変わる原理を応用しているマイクです。コンデンサマイクには電源が必要で、ファンタム電源というものが使われます。2枚の電極間の細かい動きをとらせることができるので、高域の音なども細部まで拾います。ボーカルレコーディング等に多く使われています。

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◎リボンマイク
柔らかい音、自然な暖かみのある音が特徴です。ただし、音で振動する繊細なリボン状の金属箔は、衝撃や風圧などにとても弱いです。近年のモノですと、耐久性の上がったリボンマイクもあります。いずれにしても、取り扱いにはかなり気を使います。

ひとえにマイクと言っても、多くの種類があります。レコーディングの際には、目標とする音を録音するために、いろいろなマイクを試すこともあります。みなさんも、いろいろと試してみてください。
次回は、マイクの指向性についてお話しさせていただきたいと思います。

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【解説エンジニア】川嶋 信博 Nobuhiro Kawashima
9月12日、仙台市に生まれる。中学生のとき、英語の授業でビリー・ジョエルを聴いて音楽に目覚める。2010年、エンジニアを目指し上京。レコーディングスタジオ「サウンドアーツ」に所属。シシドカフカ、FADE、LG MONKEES、PLASTIC TREE等様々なセッションに参加。リハーサルスタジオでのレコーディングなど、様々なシチュエーションで活躍している。

【レコーディングスタジオ】サウンドアーツ SOUND ARTS
東京都目黒区自由が丘3-7-18
東急東横線「自由が丘駅」より徒歩4分
電話番号 03-5731-2111
http://www.soundarts.jp/