音楽の仕組み

【コラム】音楽の仕組み #26 音部記号

 ト音記号など、楽譜の一番左側に書かれる記号を「音部記号」と呼びます。これは、5線の音の高さを表示したものです。
 まずは、一番馴染みのある音部記号「ト音記号」から。これは、ト音を表すGの文字(筆記体)が変化したものと言われています。5線の中央が、ト(G=ソの音)を表しています。一般的には、高音域を使用する楽器に用いられます。英語では、Gクレフともトレブル・クレフとも言われています。
 次に、ヘ音記号。これは、ヘ音を表すFの文字が変化したものと言われています。点と点の間が、ヘ(F=ファの音)を表しています。低音域を使用する楽器は、この記号を用います。英語では、Fクレフともベース・クレフとも言われます。
 特殊なのが、ハ音記号。これも、ハ音を表すCの文字が変形したものと言われています。これは、記号の中心がハ(C=ドの音)を表しています。ハ音記号は、位置を変えて書くこともあり、位置によってはアルト譜表(主にヴィオラで使用される)やテナー譜表(ファゴットやチェロで使用される)といったように名称も異なります。
 ほかにも音部記号には、四角の形をしたパーカッション(打楽器)記号や、ギタリストやベーシストでよく用いられ押さえるポジションの数字を書くタブ譜というのもあります。

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加度克紘
高校入学と同時にSAXを始める。甲陽音楽学院に入学し、荒崎英一郎氏に師事。その後バークリー音楽大学に入学し、Fred Lipsivs、Dino Govoni、Bill Pierce各氏に師事。卒業後帰国上京し、活動する。
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