音楽の仕組み

【コラム】音楽の仕組み #25 楽譜上の記号 反復記号編

 楽譜内で一気に前の小節に戻りたい場合は、「D.C.」もしくは「D.S.」という記号を使います。D.C.は「ダ・カーポ」と読み、楽曲の最初に戻るという意味で、D.S.は「ダル・セーニョ」と読み、「セーニョ・マーク」と呼ばれるところに戻るという意味です。
 このD.C.、D.S.は、「al Coda(アル・コーダ)」もしくは「al Fine(アル・フィーネ)」と一緒に使われますが、省略されている場合も多々あります。al Codaは戻った後に「to Coda」から「コーダ・マーク」の所に行く指示で、al Fineは「Fine(フィーネ)」と書かれたところで終わるという意味です。
 ここでは2つの譜例を見てみましょう。数字が演奏する小節順です。
【例1】D.C. al Fineを使用
12小節進んだあとに「D.C. al Fine」があるので楽曲の最初に戻り、その後に「Fine」で書かれたところで終わります。合計20小節で終わります。
【例2】D.S. al Codaを使用
12小節進んだあとに「D.S. al Coda」があるので、セーニョ・マークがある小節まで戻ります。その4小節後に「To Coda」があるので、コーダ・マークのある小節まで飛びます。合計20小節で終わります。

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加度克紘
高校入学と同時にSAXを始める。甲陽音楽学院に入学し、荒崎英一郎氏に師事。その後バークリー音楽大学に入学し、Fred Lipsivs、Dino Govoni、Bill Pierce各氏に師事。卒業後帰国上京し、活動する。
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