音楽コラム集

【コラム】ラッコのドラム時字通信 #22 リズム探訪 聖地霊地を巡って①

1997年まで、シアターブルックというバンドでドラムを叩いていました。それはそれは高みを目指して活動していたのですが、自分をもっと高めなければと思い、聖地霊地を巡りました。幸いにも、現在、沼沢尚さんがバンドを支えてくださって継続しています。この場をお借りしてお礼を言わせてください。タカさん、泰司さん中條さんエマーソンさん、ありがとうございます。
当時、バンドは最高峰のスタジオとエンジニアやスタッフで活動させていただいていました。けど、海外と日本との音の違いがどうしても解せなくて、単身ロンドンにセッションに行って、世界のミュージシャンと共演しました。ロンドンで活躍されている小林泉美(Mimi)さんのアテンドで、ビョークのドラマーやベーシスト、ロニージョーダンの相方のベースロニーさん、レゲエの重鎮シンガーやDJとのセッション・レコーディング、アビーロードスタジオの見学など、ミラクルな渡英でした。
僕は、そのときが初めての渡英で、英語もほとんど話せなかったんですけど、音楽用語やジェスチャーでコミュニケーションしていました。そのときに、「ところで、ラッコは何人だ? チャイニーズか? コリアンか?」と聞かれて「日本人だよ」と答えたら、「日本はどんな国だ? 好きか?」といろいろ聞かれたんです。さー困ったぞ。日本のこと何にも知らないや! 苦し紛れに「日本は、まだまだ音楽は遅れているよ」なんて言ったら、「何言ってるんだ。インターナショナルでは、みんな自分の国のことを自慢する。好きで当たり前だ。自分が世界最高のアーティストだと考えるのが当たり前だ。自信を持って自分の国の好きなところを自慢したらいい」と言われました。自分の国…世界最高の自分…。
紙面の都合がありますので今回はここまでとし、2015年は『リズム探訪』シリーズとして聖地霊地巡りやリズムや音楽を追究していったお話、そしてリズムのことを読者の皆様と探求できたらと思います。
「音楽は世界を救う」そんな夢が夢じゃなくなる時代が到来したと思います。サウンドスタジオノアで練習されているミュージシャンが活躍する時代が来ましたね。健闘を祈ります。

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三嶋 RACCO 光博
シアターブルック初期ドラマーとして「ありったけの愛」「ドレッドライダー」他 アルバム「TALISMAN」を発表。
様々なアーティストのサポートをつとめる。
m-floタカハシ☆タクらDJとセッションライブが好評・話題となる。
教則DVD「RACCOの相対性リズム論 初級・中級編」&ソロアルバム発表。
リズム&グルーヴスクール:CAMNA SOUND ARTS / レーベル:GROOVALIZE RECORDS 創立