音楽の仕組み

【コラム】音楽の仕組み #22 曲のエンディング

 曲に浮遊感を与えるために、ちょっとしたスパイスを与えるコードとして♭�Umaj7というのがあります。キーがCのときにD♭maj7という半音上のコードなので、違和感あるコードのハーモニーです。この独特のコード進行に慣れていないと間違えている? とも聞こえますが、慣れてくるとその独特のハーモニー感がやみつきになってしまいます。
 その特徴あるハーモニーを使い、曲のコード進行にもちょっとしたインパクトを与えることができます。下記は、その代表的な使用方法の例です。
《 よく使われる使用方法1 》
ボサノバなどのイントロやエンディングでよく使用されます。「イパネマの娘」などはこの手法を使ったパターンがよく出てきます。
《 よく使われる使用方法2 》
曲の終わりの�U-�X進行で、メロディーがルート音になるときに♭�Umaj7を使用し、意図的に浮遊感を与えるようなコード進行を作ることもあります。

例1:ボサノバなどでよく用いられるイントロ、エンディングのコード進行

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例2:II-V-I進行の最後のコードで♭�Umaj7を入れたコード進行

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↓Imaj7の箇所にD♭maj7を入れている

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加度克紘
高校入学と同時にSAXを始める。甲陽音楽学院に入学し、荒崎英一郎氏に師事。その後バークリー音楽大学に入学し、Fred Lipsivs、Dino Govoni、Bill Pierce各氏に師事。卒業後帰国上京し、活動する。
ノアミュージックスクール・サックス科講師。生徒募集中!
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