音楽コラム集

【コラム】ラッコのドラム時字通信 #17 『打ち込みドラムとドラマーが叩くドラムについて』

 ”ひと”は、DNAの中にクォーツ発信のように正確なパルスを出すものがあり、それで時間を感じて生きているそうです。すばらしいドラマーは、まるで”マシン”のように正確なリズムを奏でることは誰もが知っていること。それは、”?を細分化”して”リズムの解像度”を究極まで高めたから。意識をある一定のところにおいて、集中することができる精神状態において叩き出せるリズムだと言われています。
 さて、”打ち込みドラム”ですが、打ち込みソフトによって1秒間の割り算が違いますので、完全に操作する人間と同じには音が出せないのですが、感覚で好きなソフトを選んでいる方が多いようです。「このソフトはノリが良いね」とか。
 打ち込みも生もクオリティやこだわりに違いはないと僕は思います。メトロノームでも、その音とまつりあうことで、相乗効果として最上のグルーヴをたたき出すことがあるからです。
 ”打ち込み”や”生演奏”と区別してとらえるよりも、オーディエンスと自分の間に”どんな想いを込めるか”なのではないでしょうか。その点で、事前に作られた作品としての音楽よりも”LIVE”のほうが伝えやすい状態ではありますが、すばらしい音楽では、時間を超えてオーディエンスとまつりあう打ち込みとその瞬間オーディエンスとまつりあう生演奏とではまったく違いがないと思います。
 「けど、何か違うんだよなー」と思われるあなた。その秘密は太鼓そのものにある”倍音””共振””時”にあるのかも。この辺りは、また次回考察させていただきます。

※夏が来ましたね。8月25日(日)に、”草笛リズムマシン”が静岡県牧之原市相良サンビーチにてWINDBLOW2013に出演します。椎野恭一さん、沼澤尚さんほか、すばらしいドラマーが出演して、海水浴とサーフィンと水着のままで音楽が楽しめる野外フェスティバルです。ぜひ、最高のグルーヴを体感しに来てください。
WINDBLOW2013 オフィシャルHP:http://windblow.jp/2013/

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三嶋 RACCO 光博

Drummer&Producer
シアターブルックのドラマーとしてEPIC SONY RECORDSよりアルバム発表後、聖地霊地を巡る。 現在、静岡県菊川市の社会福祉法人草笛の会で知的障がいのあるメンバーとアフリカの打楽器ジャンべを活用した新しいお囃子グルーヴバンド『草笛リズムマシン』を結成。施設のメンバーとウクレレや打楽器を作る楽器メーカーとしてもスタート。音楽と福祉の融合を目指す。静波海岸のサーフポイントにレコーディングスタジオを創り、『パードン木村氏』と制作を開始。

Blog : http://www.myspace.com/raccospace
Email : camnacorp@gmail.com