レコーディング

オーディオテクニカ監修! コンデンサマイクってなに?!

オーディオテクニカ監修!コンデンサマイクってなに?!

「レコーディングするなら、やっぱりコンデンサマイク」なんていう言葉をよく聞くだろう。コンデンサマイクというと高価なイメージがあるが、最近は低価格の製品も多く発売されているので、使う機会は以前と比べて増えたのではないだろうか。
そもそもコンデンサマイクとは、どういうマイクなのだろうか。昨年創業50周年を迎え、サマーソニックを始めグラミー賞、オリンピック等で採用されるほど国内外で高い評価を得ているマイクメーカー「オーディオテクニカ」に監修を仰ぎ、徹底解説。

■コンデンサ
2枚の金属板を近接で向い合せに置き、その間に直流電圧を与えると、間に静電気が蓄えられる。これがコンデンサ(蓄電器)だ。コンデンサは、英語圏ではキャパシタと言うので、それも覚えておこう。
コンデンサマイクとは、このコンデンサの原理を応用したマイクのことだ。コンデンサマイクでは、2枚の金属板が振動板(ダイアフラム)と固定極(バックプレートとか背極とか呼ばれる)になっている。マイクに向かって声を出すと、ダイアフラムが振動する。すると、固定極との間の距離が変化するので、それによる静電容量の変化を電気信号に変換してミキサーなどに送っているのだ。

■ファンタム電源
コンデンサマイクは電源がないと音が出ないが、もうその理由はわかっただろう。先の金属板の間にあたえる直流電圧が必要なのだ。この電源のことを、ファントムまたはファンタム電源と呼ぶ。なぜファントム(幽霊)と呼ばれるのか。それは、マイクケーブルしか接続されていないのに電源が供給されるからだ。この電源がどこから供給されているか見えないところから、こう呼ばれるようになったそうだ。ミキサーなどのファンタム電源は、その電圧の「48V」と表記されていることも多い。

■種類
コンデンサマイクには、大きく分けて2種類ある。先に述べた外部からの直流電圧(ファンタム電源)を必要とするDCバイアス型と半永久帯電現象(エレクトレット現象)を利用したエレクトレットコンデンサ型である。
エレクトレットコンデンサ型は、半永久帯電素子(エレクトレット素子)を用い、さきほどの固定極にすでに電源が供給された状態となっており、DCバイアス型のように高い電圧(48V)を必要としない。では、まったく電源が必要ないのかというと、マイク内部の回路を動作させるために、やはり供給しないと使用はできない。ただ、高い電圧を必要としないので、乾電池で使用できるものもある。
エレクトレットコンデンサは安くて音質や性能が悪いと言われたりするが、決してそのようなことはない。ぜひ自分の耳で試して欲しい。

■弱点
最後に、コンデンサマイクの弱点について触れておこう。ダイナミックマイクと比べると、衝撃に弱い。ぶつけたり落としたりしないよう気を付けよう。加えて、湿気に対してもデリケートなので、使わないときは乾燥剤と一緒にケースに入れて保管することをオススメする。
しかし、よく勘違いされるが、音圧に対しては弱いわけではない。最近では最大入力音圧140dB以上のものも多くあり、プロの現場でも、ギターアンプ、ドラムトップ等に使用されているのをよく目にする。先入観を持たず、いろいろな録音方法をぜひ試してほしい。

監修:株式会社オーディオテクニカ 国内営業部 MI課

オーディオテクニカから古き良き名機AT4033がAT4033/CLとして復活

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1991年にオーディオテクニカから発売されたスタジオコンデンサマイクの1号機AT4033が、この度AT4033/CLとして復活した。
AT4033は、1992年のAES(オーディオ技術者の唯一の国際組織)においてベストマイクロホンに選ばれたマイクである。 φ16�oという小型のダイアフラムながら駆動力を稼ぐ特殊構造により最大許容入力を向上させ、1インチダイアフラムに匹敵する性能がある。
そして、AT4033にしか出せない独特なサウンドを実現している。また、当時から防湿対策が施されており、レコーディングスタジオだけでなくオリンピックやフェスなど野外でも活躍したマイクである。
今回のAT4033/CLは、そのAT4033の良さをすべて受け継ぎつつ、さらにダブル・ウェーブ・ダイアフラムが採用された。同社の特許であるこのダブル・ウェーブ・ダイアフラムは、振動板の表面にハニカム形状の凹凸を付けることで高感度、高S/Nを実現している。高S/Nになることで変換効率が上がり、収音性能が高くなっている。
音質は、フラットな周波数特性と位相変化の少ない滑らかで自然な音響特性を実現している。

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