ノアミュージックスクール

【コラム番外編】NOAH College×NOAH MUSIC SCHOOL 特別コラボ企画《 〜The Rudimental Snake Pit〜 ドラム演奏の隠れたキモ、ルーディメンツ 》

18_p16_1.png
ルーディメンツをご存知でしょうか? ドラムセットの中で一番目立つ音を出すのは、やはりスネア(=小太鼓)です。そのスネアの基礎演奏を、いくつかのパターンに分けて体系化したものがルーディメンツ。なぜ、スネアに限定されているのかというと、パレードなどで見ることができるマーチングドラムの演奏に起源があるからです(現在、私たちが使用する基本的なドラムセットも、マーチングで使用される打楽器の組み合わせにハイハットを加え一人で演奏できるようにしたものです)。ルーディメンツの譜面を見てみると、「いつもやっていること」を細かく分析してパターン化したものであることがわかると思います。また、ルーディメンツを知らなくても、「シングル・ストローク・ロール」や「ダブル・ストローク・ロール」という名前を聞いたり、練習したことがある人も多いでしょう。
現在、リスト化されたテクニックは40種類。これはアメリカの打楽器芸術協会(PAS)が国際基準として提案したもので、協会のホームページからPDFファイルの譜面をダウンロードすることができます。スティック・コントロールの練習などに活用されますが、一番のキモは、スネア単体でドラムセット全体の演奏に応用できる技術を練習できること。そのため、多くのドラマーがルーディメンツを使った練習をしています。たとえば、ディープ・パープルのイアン・ペイス、EL&Pのカール・パーマー、レッチリのチャド・スミスはルーディメンツを披露している動画を見ることができます。8ビート一直線のラモーンズのマーキー・ラモーンも、ハイハットを叩く右手にルーディメンツからの応用が見られます。基本的すぎて軽視されがちですが、ルーディメンツの重要性がわかります。
ルーディメンツは、スティックさえあればどこでも練習できます。スネアやドラムセットがなくても、練習パッドで十分な練習が可能です。また、ドラマーではなくてもリズム感覚のトレーニングや、リズムパターンの打ち込みなどのネタ本としても使えます。見たことがない方は、試しにルーディメンツに触れてみてはいかがでしょうか?

【打楽器芸術協会公式HP】
http://www.pas.org/Learn/Rudiments.aspx
(Download the Rudimentsというリンクからダウンロード可)

18_p16_2.png

※画像をクリックすると拡大して表示します。