音楽の仕組み

【コラム】音楽の仕組み #18「パワーコードとメジャー/マイナー」

 ギターでハードロックなどのコード演奏をするときに、よくパワーコードが使用されます。これは、Rootと5thとオクターブ上のRootの合計3音のコードになります(譜例1)。シンプルな音の構成なので、音に力強さを与えることができます。そして、このパワーコードでは3rdの音を演奏しないのでコードのメジャーやマイナーは関係なく、記譜されたコードを演奏することが非常に簡単です。
 しかし、演奏からコードへの変換となると、逆にメジャー/マイナーの区別をする必要が出てきます。その区別の方法として最も定番と言える手法が、ダイアトニックコードを利用することです(※ダイアトニックコードについてはノアブックVol.3を参照。WEBでも閲覧できます)。たとえば、ルート音がC→E→D→G→Cとなれば、ダイアトニックコードに照らし合わせてC→Em→Dm→G→C(譜例2参照)となります。これが、一番落ち着くコード進行と言えます。
 定番があれば例外もあります。例としてC→Em→D(メジャー)→G→Cなどと考えてメロディーを作るのもいいでしょう。定番を知り、それ以外のことも意図的に考えて作曲や演奏することが個性につながっていきます。

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加度克紘
高校入学と同時にSAXを始める。甲陽音楽学院に入学し、荒崎英一郎氏に師事。その後バークリー音楽大学に入学し、Fred Lipsivs、Dino Govoni、Bill Pierce各氏に師事。卒業後帰国上京し、活動する。
www.katsuhirokado.com
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