音楽の仕組み

【コラム】音楽の仕組み #16「裏コードについて」

 トライトーンとは、増4度の音程のことを指します。このトライトーンは、1オクターブのちょうど中間地点になり、特徴的なハーモニーを出します。(譜例1)

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 そのトライトーンを含むコードがドミナントセブンで、3rdと7thがこのトライトーンの関係になります。トライトーンはオクターブの中間という音程から、3rdと7thを入れ替えてもハーモニーの機能を損なわずにコードを作ることができます。その入れ替えたコードのことをSubstitute Chord(通称:裏コード)と呼びます。裏コードの導き出し方として、ルート音が増4度上のドミナントコードと覚えてもいいでしょう。(譜例2)
 実際に裏コードを使ったコード進行ですが、最もよく使われる手法がIIm7-V7-IのV7を変化させる方法です。V7で裏コードを使用すると、半音ずつルート音が下降するコード進行に変化させることができます。特殊な音使いになりますが、このコード進行は曲にインパクトを与えることができ、ジャズでよく使われています。

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加度克紘
高校入学と同時にSAXを始める。甲陽音楽学院に入学し、荒崎英一郎氏に師事。その後バークリー音楽大学に入学し、Fred Lipsivs、Dino Govoni、Bill Pierce各氏に師事。卒業後帰国上京し、活動する。
www.katsuhirokado.com
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