Sound ARTS

【情報】SOUND ARTSが オールリニューアル! その全貌を追う!!

SOUND STUDIO NOAHが運営する本格レコーディングスタジオ
SOUND ARTSがオールリニューアル! その全貌を追う!!

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自由が丘にあるレコーディングスタジオSOUND ARTSが、全面リニューアルし再始動!
Studio-1では、ミキシングコンソールをSSL AWS948に換装するなど大規模なリニューアルが敢行された。
今回は、その新生SOUND ARTSを細部まで徹底レポート!

Studio-1
最先端のコントロール機能と唯一無二のアナログサウンド
いつどのタイミングに最高のテイクがあってもその瞬間を逃さないために、フィジカルに的確に操作できる最高のコントロール機能がレコーディングスタジオには求められてきた。今回、その操作性を完璧に実現したデジタルコンソールSSL AWS948を導入。さらに、唯一無二のアナログサウンドとしてレコーディングエンジニアから強く支持され続けている名品API 512 550aと550bを併せて導入。デジタルとアナログの強烈な個性の融合を実現した。
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モニタースピーカー
今、エンジニア諸氏の中で話題沸騰中のニアフィールドアクティブモニタースピーカーSONODYNEを採用。癖のない繊細なピュアサウンドは新たな定番となりつつある。
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コントローラー
すべての信号の流れをコントロールするモニターコントローラーにCRANE SONG AVOCETを、DAWコントロールサーフィスにArtist Mixを導入。どちらも直感的にコントロールすることができる。
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アウトボードとモニタースピーカー
音の入り口となるヘッドアンプにはVintech Audio X73i、Focusrite ISA 428mk2が、コンプレッサーにはUniversal Audio 1176LN、パワードモニタースピーカーにはGENELEC 8050Aが新規導入された。伝統的な系譜の中に新しいアイテムが随所に盛り込まれている。

電源とケーブル
今回、電源部もすべて見直された。単相200Vに大型ダウンアイソレーショントランスを搭載した電源ユニットがすべてのスタジオに採用され、安定したクリーンな電源が供給されている。スタジオとコントロールルームの信号が行き交うケーブルは、ベルデンに交換された。

今回、リニューアル後の新生SOUND ARTSを利用したレコーディングエンジニア手塚雅夫氏にインタビューを敢行。実際に使ってみての感想を聞いた。

—まず、今回のレコーディング内容について教えてください。
今回は、「泉 綾菜」さんという3月にエイベックスさんからデビューします新人の方のレコーディングでした。ベーシックリズムとダビングで、SOUND ARTS STUDIO-1を使わせていただきました。
—SOUND ARTS の印象をお聞かせください。
コントロールルームはもちろん、その他のスタジオ環境もいつもきれいにされていますね。立地条件も含め、いろいろな意味で作業効率が良いレコーディングスタジオだと思います。私なりに制作に関わるすべてのスタッフにお勧めできると確信したので、今回SOUND ARTSを選択させていただきました。
—今回新たにSTUDIO-1に導入されたSSL AWS948を使用してみていかがでしたでしょうか。
良かったです。以前のアナログコンソールと比べて小粒だし大丈夫か、という不安を一気に吹き消してくれました。リズム録りのときは、コンソールのHAは使わずにアウトボードのHAを使うことが多いのですが、今回はベース以外はすべてコンソールのHAを使用しました。AWSは、SSLが伝統的に持っているしっかりとしたSSLらしい音をしています。操作性も抜群です。
私は常に音にだけ集中していたいので、オペレーションに気を取られないよう極力シンプルに使うことを心がけています。今回は、録りのフェーダーをプロツールスのモニターフェーダーにフリップして、モニターリバーブもプロツールスの中でかけているので、とくに複雑な設定はしていません。
—レコーディング時のマイクセッティングについて教えてください。
基本セットは長年ほとんど変わっていませんが、そのときのプレイヤーや楽曲によって変える場合も多々あります。自分というよりも外的要因によって変えることのほうが多いと思います。
たとえば、プロツールスもヴァージョンによって音が変化して来ているので、自然と録り方も変わってきています。時代とともに機材がハイファイ傾向になっていく中、新製品を試しながら、自分のイメージする音に、よりフィットするものを選択するべくフォーカスを絞っています。
—スタジオワークの中で、日頃からとくに気をつけていることはありますか。
アーティストやミュージシャン、デイレクターの方が皆、自分の役割を十二分に発揮できるような空気を作り出せるように、といつも気をつけています。
—今の手塚さんにとって理想のレコーディングとは何ですか?
響きの良いスタジオで、生演奏を録るレコーディングです。音楽を録ることは、本当に楽しいことです。最近は、自宅での一人作業がどうしても多くなりがちで、スタジオで音が録りたいと時々強く思います。多くの人と関係を持ちながらひとつのものを作り上げる過程で起きる奇跡、それ以上にすばらしいことはないと思います。すばらしい音楽のマジックに立ち会える瞬間が、最高の喜びであり本当に貴重な体験です。
—これからエンジニアを目指す方に対して、メッセージをお願いします。
「好きこそものの上手なれ」で、とことん音を追求していって欲しいです。もっといろいろできるんじゃないか、という気持ちを常に持っていること。そして、機材をただ持つのではなく自分がそれをどう使いこなすかが重要です。常に現状に満足せず、自分にプラスになるように多くのトライをすることが大切だと思います。がんばってください。

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手塚雅夫 プロフィール

専門学校を卒業後、ディスコメイトスタジオを経て、1980年代からミキサーズラボ・チーフエンジニアとして数多のレコーディングスタジオで膨大な数の作品にレコーディングエンジニアそしてプロデューサーとして携わる。中西圭三・詩人の血・CHARA ・EPO・川口恭吾・ゆず・今井美樹etc… 。多くの人と関係を持ちながらひとつのものを作り上げるその過程で、偶然に起きる音楽のマジックを体験し、時代の大きな変遷を経験したそのサウンドメイキングには、アーティストから絶大な信頼を得ている。現在はフリーランスで活動。
【HP】http://www.nona.dti.ne.jp/~m-tzk/index.html

以上のようにレコーディングシステムのほぼすべてがリニューアルしたが、ロビースペースの拡張やソファからエンジニアチェアにいたるまで居住性が格段に向上したことも着目に値する。今回、取材をして、次世代のレコーディングを担うスタジオとしての強い意気込みを随所に感じた。

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SOUND ARTS

TEL.03-5731-2111
東京都目黒区自由が丘3-7-18
www.soundarts.jp