編集部コラム

【情報】ミュージシャン必見! ミュージシャンが作った音楽アプリ特集!

ミュージシャン必見!ミュージシャンが作った音楽アプリ特集!
「ラップムシ」「オトスケッチ」「Xproduce」

今回は、2011 APP DIME スマートフォンアプリ大賞にもノミネートされた成瀬つばさ氏作の「ラップムシ」と同シリーズ「オトスケッチ」と、ジグノシステムジャパン社から発売されている音楽アプリ「Xproduce」を紹介しよう。

まずは、複数のアプリケーションの賞を受賞するなど今話題沸騰中の成瀬つばさ氏作のリズムシシリーズアプリ。今回は、その中の「ラップムシ」と「オトスケッチ」をピックアップし紹介しよう。

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このラップムシは、手軽にDJプレイを楽しめるアプリである。その仕様はラップモードとDJモードに別れている。

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ラップモードでは、全7ページ63個の単語を組み合わせてプレイができる。おまかせラップ機能では、自動的にラップパターンを再生することも可能だ。
DJモードには、あらかじめプリセットされているリズムパターンやオプション音源(ギターやピアノなど)があり、さまざまなジャンルの音源を作成することができる。チャンネルセレクタやスクラッチ機能など本物のターンテーブルやミキサーのような操作性も楽しめる仕様となっている。さらにレコードノイズのON/OFF機能が付いており、アナログ音質を再現できるのも魅力の一つだ。

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このアプリは、プリセットされている好きな絵を選び、まさにスケッチブックに絵を描くように画面上をなぞることで音遊びを楽しめる。

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8種類のスケッチはそれぞれ音源の種類が異なり、さまざまな音色を奏でられる。その他にも「アイテム」という項目があり、こちらにも3種類の音源が入っている。
アイテム音源とスケッチ音源の違いは、スケッチ音源はしばらくすると音が消えてしまうがアイテムの音源は触っている間、音が途切れることなくずっと音源を鳴らしていられるという特性がある。
リズムパターンもプリセットの3種類のほかに、「リズム屋」という自分でオリジナルのパターンを作成・保存できる機能も付いており、より幅広い楽しみ方が可能となっている。

インターフェイスの手描き感がユーザーの心をくすぐるこのシリーズアプリ、その見た目とは裏腹にクオリティの高い仕様がこのアプリの最大の魅力だ。さらにほとんどのアプリが無料でダウンロードできる! 今後、新作の登場も大いに期待したい。

<商品詳細>
●アプリ名:ラップムシ、オトスケッチ
<リズムシシリーズ>
オトスケッチ、ラップムシ、サムライムシ、オトブロック、リズムシ、オトツムギ、タタキムシ、ウラナイムシ
●価格:各無料
●発売元:tsubasa naruse

<成瀬つばさプロフィール>
・幼少期
小さい頃から創るのが好き。中学校くらいからポピュラーピアノを習う。電子ピアノで遊んでいるうちにコードを全部覚える。作曲を独学で勉強し始める。

・高校時代
ロックバンドで演奏活動。エレキギター、キーボードで参加。学内でライブイベント企画、ピアノソロコンサートなども。声楽を習い、いくつかのコンクールに参加。

・大学時代
国立音楽大学 音楽文化デザイン学科にて、コンピュータ音楽を研究。ジャズピアニスト・キーボーディストとしてさまざまな演奏活動を行う。4年次より、演奏活動は休止。現在は多摩美術大学大学院に在籍。サウンド&メディアアートの分野で研究・創作活動を行う。

<オトノアソビバ 成瀬つばさ公式web>
http://otonoasobiba.hiroimon.com/

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次に紹介するのが、名立たるプロアーティストが参加したことで話題の『Xproduce』。実際にこのアプリに参加しているファンキー末吉氏の単独インタビューとともに、Xproduceとはどんなアプリなのかを解析する。

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まずは、注目すべきアプリの内容だが、あらかじめプリセットされているオリジナル音源(爆風スランプ「Runner」などの作曲者であるファンキー末吉氏の作品)を使用し、各パートごとに演奏させたいミュージシャンを選択して再生することができる。
ミュージシャンは各パート2名ずつ参加しており、曲の途中でミュージシャンを入れ替えることも可能だ。そのミュージシャンをミックスさせた音源は最大10曲まで保存できる。
また、自分が入りたいパートの音をミュート(無音)することにより、名立たるミュージシャンと夢の競演も実現できる魅力ある仕様になっている。別途、録音機材などを使えば、自分の演奏を加えた世界に1曲だけのオリジナル音源を簡単に作ることができる。
さらに、iPhoneの着信音にも設定できるのが、うれしい。

<参加ミュージシャン一覧>
・寺田 恵子(Vo.)SHOW-YA
・二井原 実(Vo.)LOUDNESS、X.Y.Z.→A
・石原”SHARA”愼一郎(Gt.)EARTHSHAKER
・野村 義男(Gt.)RIDER CHIPS
・石川 俊介(Ba.)聖飢魔�U
・渡辺 英樹(Ba.)C-C-B
・太田 明(Dr.)ex.筋肉少女帯
・ファンキー末吉(Dr.)爆風スランプ、 X.Y.Z.→A

<商品詳細>
●アプリ名:Xproduce  ●価格:600−  ●発売元:ジグノシステムジャパン株式会社  ●対応機種:OS 4.3以上の iPhone3GS/4/4S、第3世代以降のiPod Touch、iPad/iPad2動作可
アプリ紹介サイト  http://ss.gignosystem.com/iphone/ARTIST/
ジグノシステムジャパン株式会社  http://www.gignosystem.com/
Produced by Live Bar X.Y.Z.→A
(C)Funky Sueyoshi. All Rights Reserved.
(C)GignoSystem Japan, Inc. All Rights Reserved.

ファンキー末吉氏単独インタビュー

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—オリジナル音源の著作権は、どのようになっているのでしょうか。
何にでも使ってもらえるように、著作権フリーにしました。

—ミュージシャンを選んだ基準のようなものは、あるのでしょうか。
一つのバンドから2名以上にならないこと。いろんなタイプのミュージシャンをそろえたかったので。あとは何と言っても、腕がある人。そのパート単体でも再生できるので、それに耐え得る実力がないと成り立たない。
それと、自分の音をいじられることに慣れている人ですね。人によっては自分の音をいじられることを嫌がる人もいるけど、今回やってくれた人は、みんな自分の音をいじられるのに慣れているんです。

—今後の展望を教えてください。
参加ミュージシャンは、今後増やすつもりでいます。次はこの人にお願いしようと決めている人も何人かいます。曲も増やしていきたいと考えているし、譜面もダウンロードできるようにしたいと思っています。今回の曲は女性ボーカルか男性のハイトーンボーカルに合わせたキーになっているので、普通の男性のキーの曲を増やしてほしいという要望がきています。それも実現させたいと思っています。

今回参加しているアーティストを見てもターゲットの世代がうかがえるが、若い世代では作れないこのメンバーならではの技と音がこのアプリには詰まっている、と末吉氏は語る。だからこそ、若い世代のプレイヤーにとっても各アーティストのプレイがお手本になり、そして一緒にセッションすることによって、さまざまなスキルアップにつなげられるだろう。
ターゲットである参加アーティスト世代から若者世代まで万人が楽しめて、しかも実用につながる。今までにない新感覚の音楽アプリではないだろうか。
取材中にも、どんどん新しいアイデアが生まれ、どこまででも可能性は広がっていった。今後もXproduceから目が離せない!

<ファンキー末吉氏プロフィール>
1984年「爆風スランプ」のリーダー・ドラマーとしてSONYよりデビュー。1988年、1989年、2年連続でNHK紅白歌合戦に出場。「Runner」「リゾ・ラバ」など数々の大ヒットを記録する。1997年、日本レコード大賞アジア音楽賞を受賞。1999年、二井原実・橘高文彦・和佐田達彦とハードロックバンド「X.Y.Z.→A」を結成。日本のみならず、アジア、ヨーロッパ、北アメリカにてCDがリリースされる。アジア各国のアーティストのプロデュース、映画音楽のプロデュース等、様々な方面にて活動中。