スタジオのツボ

【スタジオのツボ】メン募はこう書け!

バンドを始めたい! もしくはメンバーが抜けてしまい代わりの人を探している! というときに、最近ではネットの普及により、オンライン上での情報収集が主流になってきています。しかし、スタジオなどに掲示してある昔ながらの「メン募」の貼り紙は、いまだに有効な情報発信源です。
そこで、いざ張り紙で募集をかけようというときに、どういう文章や情報を書いておけばいいのかを考えてみましょう。

*応募が来ればいいワケではない*
もちろん応募が来ないよりはたくさん来た方ほうがいいと思います。しかし目的は、自分(達)が一緒に音楽をやりたいと思えるメンバーを見つけることで、たくさんの人と会うことではありません(それはそれでいいですけどね)。そしてむしろ、知らない人と話をすることが好きというよりは苦手な人のほうが多いはずです。もちろん最初に会った人でバッチリ決まればそれに越したことはないと思います。
そのためには、まずしっかり内容を考え、情報を絞り込み、なるべく自分と趣味の近い人が食いつくようなキーワードを盛り込んでいく必要があります。しかし、あまりにも自分の趣味嗜好に固執しすぎて、ちょっとでも合わない部分があるとダメ! という姿勢だと集まるものも集まりません。ある程度は妥協の余地を持ちつつ、こだわるべきところにはこだわることが大事です。

*募集か加入か*
そして、自分がどういったことを目的にしているかで「募集」か「加入希望」かに分かれてきます。自分(達)が理想のバンドを立ち上げる、もしくは脱退したメンバーの後任を探しているという場合には「募集」。バンドをイチから立ち上げるのではなく、自分のパートが空いているバンドに入ってすぐ動きたい、自分の活動範囲を広げたい、ジャンルのこだわりがあまりなく自分をいろいろ試したい、という人は「加入希望」。一人だと場合によってはその両方でもよいでしょう。
それでは具体的に記入すべき項目をあげていきましょう。

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1.パート
当然ですが一番目立たせる必要があります。募集するパート、自分(達)のパートを書きましょう。Vo、Gt、Ba、Drなどアルファベットで略して書いてもカタカナで書いてもどちらでもよいですが、アルファベットで略すと全体的にすっきり見える利点があります。

2.活動状況
まっさらな新規バンドなのか、バリバリに活動中なのか、現在の状況が書いてあると、応募する人が自分の目的に合わせて選びやすいと思います。
あと、よく見る「プロ指向」、「アマ指向」というくくりもアリです。1週間または1ヵ月間のリハやライブの回数も明記していると自分にあった活動ペースが分かってよいですね。

3.音楽性
何だかんだ言っても、一番注意して見るのはここだと思います。音楽ジャンル、追求しているスタイル、アーティスト名など、自分の指向に合う人を皆探し求めています。
ここで重要なのは、自分(達)のことをどれくらい客観的に言い表せられるかです。好きなアーティストはたくさんいたとしても、自分(達)の音に近い、似ているもの、またはこうありたい、というものに絞って記入するべきです。
たとえば同じアーティストを好きな人がいたとしても、そのアーティストのどこに魅力を感じているかで、指向する音楽性も変わってくると思います。ひとくちにビートルズと言っても初期と中期どちらの影響を受けたかで、もう別なバンドですよね。なるべくその音楽性が浮き彫りになるような、音が聴こえて絵が浮かぶようなアーティスト名の組み合わせを考えてみましょう!

4.年齢
こだわりがない人はとくに指定しなくてもよいですが、やはり一緒にバンドという共同体に所属するということを考えると、年齢があまり離れていない人を指定する人が多いです。逆も然りで、貼り紙をチェックする人は、少なからず募集している人の年齢を意識しています。自分(達)の年齢もなるべく記載したほうがベターでしょう。隠したい方も勇気を持って記載していきましょう!

5.活動地域
現在活動の中心となっている場所、たとえばリハに入るスタジオのある駅名、出演しているライブハウスのある駅名もしくはライブハウスの名前を書くと分かりやすいと思います。そして、その場所に強いこだわりがある場合は限定して、とくにこだわりがなければ「〜駅近辺」「応相談」など幅を持たせて間口を広く取りましょう。
年齢にも言えることですが、このあたりは絶対条件というよりは、「なるべくなら近いほうがよい」という種類の項目だと思います。なによりやる気や人間性が第一です!

6.連絡先
これがないと、連絡が来ません! なるべく読みやすいように記載しましょう! メールアドレスはもちろん、バンドのホームページ、myspaceなどがあればそのURLも書くとよいですね。
貼り紙の下の部分に、連絡先を持ち帰られるように短冊状に切り込みを入れる手法もよく見かけます。もしやるのであればとにかく見やすい字で、取るときに文字の部分が破れないように切り込みを入れておく必要があります。