音楽コラム集

【コラム】ラッコのドラム時字通信 #7「バンドにおけるドラムの役割」/三嶋 RACCO 光博

今回は、バンドにおけるドラムの役割の中から「リーダーシップ」を取り上げます。
シリーズ6回目で、バンドにおけるドラムは「抑揚であったり曲間のつなぎやライブ全体のビジョンを示す役割もあります」と書きましたが、これらは「リーダーシップ」と置き換えることもできます。知らず知らずのうちに、ライブやレコーディングやセッションで初めてお会いするミュージシャンとの一瞬一瞬に「リーダーシップ」を発揮しているのです。
過去の偉大な作品を掘り起こして、歴代のドラムの変遷を学ぶことで、自分なりの価値観で「その音」を自分の考えとして「判断し結論づけること」も「リーダーシップ」につながります。音楽を学び、楽器の演奏を修得するということは、偉大な先輩の軌跡を学び、何を伝えようとしたのか理解することでもあります(注)。それは、「人生を学び、人として成長すること」でもあります。
昨今、世の中が乱れておりますが、ドラマーには、よき「リーダーシップ」として「人としての成長」を遂げ、バンドとオーディエンスを導くすばらしいライブパフォーマンスを実現することが期待されています。つまり楽器を演奏する技術的なことがらと、バンドやオーディエンスの期待に応えるべくビジョンを導く能力を身につけることが重要なのです。
それでは、激動の世界を音楽で乗り切れるよう、明るく元気にご活躍ください。

多数のご予約ありがとうございます! DVD『三嶋RACCO光博の相対性リズム論』上下巻の発売は8月に延びております。お待たせしてすみません! やばい仕上がりになっています。ご期待ください!

(注) 「偉大な先輩が何を伝えようとしたのか?」の例として、マハトマ・ガンジー師80数年前に記した「七つの社会的大罪」が紹介されています。
�@「理念なき政治」 �A「労働なき富」 �B「良心なき快楽」 �C「人格なき教育」 �D「道徳なき商業」
�E「人間性なき科学」  �F「犠牲なき宗教」

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三嶋 RACCO 光博
シアターブルック初期ドラマーとして「ありったけの愛」「ドレッドライダー」他 アルバム「TALISMAN」を発表。
様々なアーティストのサポートをつとめる。
m-floタカハシ☆タクらDJとセッションライブが好評・話題となる。
教則DVD「RACCOの相対性リズム論 初級・中級編」&ソロアルバム発表。
リズム&グルーヴスクール:CAMNA SOUND ARTS / レーベル:GROOVALIZE RECORDS 創立