音楽コラム集

【コラム】ラッコのドラム時字通信 #2「ついに解明! Grooveの秘密」/RACCO

#2:ついに解明! Grooveの秘密

 楽器を問わず「ノリが出ないんですけど」「Grooveって何ですか?」と質問されることが多いのですが、Grooveとかノリって簡単に言うと「なんだか踊りたくなっちゃう」「体が動いちゃう」「腰にくる」などの聴感・体感上の感覚が身体に影響する状態のことなんですね。
 そこで、どうして体が動きたくなるような感覚になるのかというと、『リズムのGrid(格子)』『音の長さ(デリューション)』、とくに『表の音と裏の音』が相互に影響し合っているからなのです。たとえば、学校の音楽の時間に指揮者の手の動きを習った方は、4拍子の1拍目と2拍目の手の動き(図?)を思い出してください。日本語だと「いちとにと〜」英語だと「ワン・アンド・トゥ・アンド〜」と数えていましたよね。ワンでおろしてアンドで上げるのですが、この『と』と『アンド』は8分音符にあたります。そう! 大事なポイントは、『裏の8分音符』なんです!
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 音には『表と裏』の2種類があります。『ダウンビートとアップビート』『強拍と弱拍』とも表現します。この音の違いを体感するには、ドラマーでしたらスティックでヘッドや机などの打面を『30センチくらい上から叩いた音』(図?)と『打面から1センチ程度のところからトンって当てて上に上げる音』(図?)を聴き比べてください。どうです? この打音の長さの違いが『Grooveの素』なんです。8ビートの場合、「1&2&3&4&」とハイハットを刻みますよね。『&』が『裏拍』にあたるのです。この『音』が正確に『裏拍の音』として鳴らせられれば、ノリのあるリズムになるのです。次回は、この表と裏の音の役割と『Grid(格子)』上での相対的な錯覚がノリを作る『相対性リズム論』とも言える『Grooveの成り立ち』を語らせていただきますね。

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■RACCO
Drummer&Producer
シアターブルックのドラマーとしてEPIC SONY RECORDSよりアルバム発表後、聖地霊地を巡る。m-flo/Ryohei/雅/KenKen/ボニーピンク/竹内まりや/山下達郎、他共演多数。楽器を問わずグルーヴレッスンもしていますので、興味のある方はお気軽にご連絡ください。

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