音楽とお仕事

【コラム】音楽とお仕事 第2回 近藤 一貴(株式会社グローバル・メディア・ビジョン)

 自分は、音楽に関わる媒体で編集者としてお仕事をさせてもらっているわけですが、もともと編集者を志していたわけではなく、フリーのライターから流れて今の職場に辿り着きました。気づけば編集に携わるようになって8年目に突入。その間、音楽業界では様々な変化がありました。インターネットの普及に伴い、携帯電話やパソコンで音楽を聴くのが当たり前になり、音楽との接し方、出会い方は以前と比べて格段にバリエーションが増えました。一方で変わらないものもたくさんあります。例えばライブ。様々な創意工夫があるのは当然ですが、バンド、アーティストとお客さんが同じ空間を共有し、その時その時しか生まれ得ない音楽を互いに楽しむという本質は変わりません。むしろインターネットの検索ひとつで様々な音源にアクセスでき、コピーして手軽に外に持ち出せる現在だからこそ、決してコピー&ペーストできない「ライブ」ならではの楽しみ、その「生」の感覚はより意味を持ってきているのかもしれません。そして、思うのは本質的な部分というのは変わらないんだな、ということです。自分の仕事を振り返っても、様々な外的変化や環境の移行はありましたが、結局やるべきことも、その目的も変わりません。常に新しい試みは必要ですが、その基本は常に同じだし、でき得る限り実直に、日々のことに向かい合って行くことが肝要。お題からは少し外れてしまったかもしれませんが、音楽でもお仕事でもこんな時代だからこそ基本を見つめ直してやっていくことが必要なのかもしれませんね。

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■近藤 一貴(株式会社グローバル・メディア・ビジョン)
全国のライブ情報を発信する音楽フリーマガジン『JUICE』、編集長。2009年は創刊10周年を迎え、アニバーサリーイベントも多数企画中。ウェブサイトもリニューアルして、全国ライブハウスのカレンダー検索機能が付きました。詳しくは
www.juicemusic.com